総合格闘技を見ていると、様々な団体の名前を聞きますよね。RIZIN・修斗・DEEPなどなど。
多くの団体があるからこそ、
「結局どこが一番強いの?」
「何種類くらいあって、それぞれどう違うの?」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では国内の総合格闘技団体の強さや特徴を分かりやすく解説していきます。
総合格闘技の団体
【国内編】
この記事では国内の総合格闘技の団体についての解説します。
地上波で放送されているRIZINを筆頭に、日本には様々な団体が存在しています。
各団体の評価はあくまで主観によるもので、絶対的な実力を表すものではないのでご注意ください。
目次
RIZIN-ライジン-

強さ | ★★★★★★☆☆☆☆ |
設立 | 2015年 |
有名選手 | 堀口恭司・朝倉未来・那須川天心 |
RIZINは2015年に旗揚げ。歴史はまだ浅いですが、名実ともに国内No.1の団体です。
正確には団体ではなく競技会という立場で、団体の垣根を超えたマッチメイクを実現しています。
そんなRIZINが目指すのは観る者を感動と興奮の渦へ巻き込む“リアル格闘エンターテインメント”。
エキサイティングな試合はもちろん、エンターテインメント性の高い団体でもあります。
格闘技初心者が始めてみるにしてもオススメできる団体です。

VTJ

強さ | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
設立 | 1994年 |
有名選手 | 堀口恭司・平良達郎 |
VTJは下で紹介している修斗が立ち上げた団体で、現在は実行委員会によって運営されています。
不定期で10年開催されない時期もありましたが、歴史も長く人気もある団体です。
世界を目指す選手が「対世界」を経験したり、団体の垣根を超えたマッチメイクを実現させています。
当時の修斗王者であった堀口恭司とパンクラス王者の石渡伸太郎はとても有名で、VTJを代表する1試合になっています。

修斗

強さ | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
設立 | 1984年 |
有名選手 | 山本KID徳郁・堀口恭司・扇久保博正 |
修斗は初代タイガーマスクである佐山聡さんによって1984年に創設された団体です。
日本で初めてできた総合格闘技の団体で、多くの有名選手を輩出しています。
“リアルファイト”の姿勢を徹底し、創設以来不正は一切なし。
礼を重んじた厳格な団体であり、アマチュア選手の育成にも力を入れています。
海外団体の”ONE Championship“と提携するなど、世界にも注目される団体です。

DEEP-ディープ-

強さ | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
設立 | 2001年 |
有名選手 | 元谷友貴・弥益ドミネーター聡志 |
DEEPは2001年にパンクラスの手助けのもと旗揚げ。比較的新しい団体です。
勝負論のある真剣な試合はもちろん、話題を呼ぶ面白いマッチメイクをすることでも有名です。
過去にはレフェリーを試合に出したこともあり、格闘技のおもちゃ箱と称されることもありました。
女子格闘技にも力を入れており、“DEEP JEWELS”という大会も催しています。
修斗のような厳格さはありませんが、攻めた興行ができる面白い団体です。

パンクラス

強さ | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
設立 | 1993年 |
有名選手 | 石渡伸太郎・佐藤天・獅庵 |
パンクラスは1993年にプロレスラーの船木誠勝さんと鈴木みのるさんによって設立されました。
“完全実力主義”を掲げる団体で、多くの選手を輩出しています。
そんなパンクラスは”ハイブリット・レスリング”というスローガンのもと、常に新しいものを取り入れています。
日本で先駆けてゲージを導入したのもパンクラスでした。
格闘技界で生き残るために進化を続けている団体です。

ZST-ゼスト-

強さ | ★★★★☆☆☆☆☆☆ |
設立 | 2002年 |
有名選手 | 所英男・今成正和・金原正徳 |
ZSTは2002年にあのヒョードルを発掘した”RINGS“の元スタッフによって旗揚げされました。
団体の規模は修斗・DEEP・パンクラスには劣りますが、中身では負けないというのがZSTの信条です。
一般的なMMAルールのほか、グラウンドパンチなしの“KOKルール”やグラップリングのみの“GTルール”など、多様なルールがあるのはZSTの大きな特徴です。
必要以上のバイオレンス性を排しており、初めて見る人にもおすすめできる団体です。

HEA-ヒート-

強さ | ★★★★☆☆☆☆☆☆ |
設立 | 2005年 |
有名選手 | ストラッサー起一・春日井寒天たけし |
HEATは2005年に総合格闘技イリュージョンと銘打って旗揚げ。
“名古屋から世界へ”そして“日本対世界”をコンセプトに活動しています。
総合格闘技だけではなく、キックボクシングの興行も行っているのが大きな特徴。
どちらの部門でも実力のある選手を輩出しています。
格闘技が本来持つ命を賭した戦いを大切にしている団体です。

GRACHAN-グラチャン-

強さ | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
設立 | 2008年 |
有名選手 | 伊藤空也・昇侍・手塚基伸 |
GRACHANは2008年に旗揚げ。ストリートから生まれた唯一のプロ団体です。
東京の大田区に本拠地を置き、地元に愛される団体として活動を続けています。
そんなGRACHANのテーマが音楽と格闘技を融合させた”五感への直撃”。
試合中にオリジナルのBGMを流すなど、他の団体では見ない取り組みも行っています。
新しいだけに、これからに期待ができる団体でもあります。

POUND STORM

強さ | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆ |
設立 | 2022年 |
有名選手 | 中村倫也・宇佐美パトリック |
POUND STORMはEXILEなどで有名なLDHグループが主催するイベントです。
「格闘DREAMERS」というこれまたLDHが主催する格闘オーディション番組があり、それを勝ち抜いた選手らがメインでが出場します。
LDHが主催しているだけあり、興行の中でアーティストによるLIVEが行われるのも大きな特徴です。
若手格闘家と若手アーティストが一緒に創り上げる新しい団体です。

THE OUTSIDER-ジ アウトサイダー-

強さ | ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ |
設立 | 2008年 |
有名選手 | 朝倉未来・金太郎・啓之輔 |
THE OUTSIDERは前田日明さんが現代版”明日のジョー”を探すため立ち上げた、アマチュア格闘技団体です。
世間で見向きもされなかった不良少年たちに活躍の場を与え、格闘技を通じ更生することを目指しています。
そのため出場する選手もヤンキーばかり。朝倉兄弟や金太郎選手は有名ですね。
全体としてはレベルが低いものの、RIZINで活躍するような実力のある選手も輩出しています。
エンターテインメント以上に“不良の更生”という大きなコンセプトを抱えた団体といえます。

まとめ
いかがだったでしょうか。
国内ではRIZINが実力も知名度も頭一つ抜けている印象です。
地上波の放映権があるというのも認知度が高い要因となっています。
各団体の強さを図にするとこのような形になるでしょうか。

RIZINを筆頭に国内には様々な総合格闘技の団体が存在しています。
実力にこそ差があれど、どの団体をテーマを持った面白い団体ばかりです。
見たことのない団体があれば、ぜひ試合もチェックしてみてくださいね。
また海外の総合格闘技団体についてはコチラの記事にまとめてあります。
気になる方は要チェックです!
1 件のコメント